みんなのおススメ

灘高等学校[兵庫] 図書委員イチオシ!

「現在の日本を築いた人の本」特集

『代表的日本人』

内村鑑三(岩波文庫)

日本人の持つ美点を欧米に紹介すべく内村鑑三が書いた、1908年刊行の英文著書“Representative Men of Japan”を翻訳したものです。本書では、江戸時代以前の偉人5人、西郷隆盛(政治家)、上杉鷹山(地方大名)、二宮尊徳(農民思想家)、中江藤樹(地方の教育者)、日蓮上人(宗教者)の5人を取り上げ、著者の解釈による各人物の生涯・人物像のエッセンスが簡潔に紹介されます。5人とも、生涯に成し遂げた仕事はもちろんのこと、なんと言っても彼らの生き方自体が立派で美しく、尊敬に値します。読み進めるうちに、著者が良しとする生き方―「徳」を重んじ、謙虚な姿勢を忘れない、古き良き日本人の姿―が浮かび上がってきます。現代に生きる僕たちが忘れがちな、多くのことを学ばせてくれる名著です。

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『俳人漱石』

坪内稔典(岩波新書)

「春の風ルンルンけんけんあんぽんたん」。こんな俳句ばかり作るネンテンという人が、漱石の俳句について漱石や子規とお喋りする話。漱石って鬱々してそうって思っていましたが、このお話の3人はなんだか身近に感じられて楽しい。

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『織田信長』

山岡荘八(講談社) 

「天下布武」の大志を抱き、天性の先見性を備え、疾風破竹の勢いで世を平定していった信長。そして、勝ち気で聡明な正室お濃。二人のやりとりは見ていて実に痛快。夢中で読み進めてしまう、人情味溢れる歴史小説です。

『ドミトリーともきんす』

高野文子(中央公論新社)

遠い世界だと感じていた科学がいつの間にか身近になるような、ふしぎな漫画です。朝永振一郎など4人の科学者が学生時代同じ寮にいたら……という設定で、寮母さんとその娘を交えた日常を柔らかに描き出しています。

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『言葉の海へ』

高田宏(岩波書店)

日本初の近代的国語辞典『言海』の著者、大槻文彦の伝記。何もかもが手さぐりだった明治という時代の激しさが、大槻文彦というすさまじい信念を持った男の人生という、教科書とはまた違った視点によって感じられる。

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「現在の日本を築いた人の本」推薦人は・・・

左から、原田周之くん(2年)、山下純平くん(2年)。2人とも図書委員です。最近ハマった本は、原田くんは、『グラン・ヴァカンス』(飛浩隆、ハヤカワ文庫JA)、山下くんは、『父の詫び状』(向田邦子、文春文庫)だそうです。

 

本校図書委員会は他校との交流の一環で読書会を行っています。直近では甲南高等学校・中学校と『ラノベのなかの現代日本』(波戸岡景太/講談社新書)を題材にライトノベルについて意見を交換しました。


ウチの学校の図書室・・・

「メディアに登場した本」の特集棚。映画のチラシなどと組み合わせて展示。

雑誌コーナー。一番人気は『時刻表』。

返却棚。こういうのを読んています。

ココが自慢!

「古典の間」では、リラックスして勉強や読書、睡眠などに専念できます。知る人ぞ知る、良き「隠れ家」です。


貸し出し数の多い本のベスト10<2014年度ランキング>

1.『永遠の0』(百田尚樹)
2.『東大の古典25ヵ年』(赤本)
3.『相棒 seson11下』(碇 卯人、輿水泰弘ほか)
 『明日の子供たち』(有川浩)
 『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎)
 『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)
 『イスラームから見た「世界史」』(タミム・アンサーリー)
 『祈りの幕が下りる時』(東野圭吾)
 『Nのために』(湊かなえ)
 『おかしな先祖』(星新一)
 『女のいない男たち』(村上春樹)
 『確率論』(伊藤清)
 『キノの旅17』『キノの旅18』(時雨沢恵一)
 『きまぐれロボット』(星新一)
 『キャロリング』(有川浩)
 『ぐんぐんうまくなる! ソフトボール練習メニュー』(利根川勇)
 『The universe of English』(東京大学教養学部英語教室)
 『鹿の王 上』『鹿の王 下』(上橋菜穂子)
 『死神の浮力』(伊坂幸太郎)
 『数学オリンピックチャンピオンの美しい解き方』(テレンス・タオ)
 『ソロモンの偽証 第1部』(宮部みゆき)
 『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎) ほか

図書館報『ふらりぶらり5月号』より。情報検索のサイトを紹介した紙面。小中高生向けの「朝日けんさくくん」、「ブリタニカ国際大百科事典」「国立国会図書館サーチ」を紹介しています。