大学からのメッセージ to 高校生 〜学問に出会おう!
進学・進級の季節。気分も新たに、勉強も学校生活も始まりました。ちょっと気が早いですが、進路を考えてみませんか。学問に触れられる本を、これから大学に来る皆さんに贈ります。
※本コーナーは、各大学の出版部に協力をいただき作成致しました。一部に、該当する大学の先生ではなく、他の大学などに所属している先生もおられます。
北海道大学

『男装の科学者たち ―ヒュパティアからマリー・キュリーへ』
M.アーリク/上平初穂・上平恒・荒川泓:訳(北海道大学出版会)
忘れ去られた女性科学者たちの歴史再発見!
名前を替え、姿を替え、時には夫や知人の成果として発表する・・・。それは男性たちのあてこすりや嫌悪に耐える方便であった。自然科学に志す女性が克服してきた不当な差別や偏見の実例と背景を丹念に追究。古代から19世紀末にいたる、男装の科学者たちの役割を発掘・検証する。
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『日本探偵小説を読む ―偏光と挑発のミステリ史』
押野武志・諸岡卓真(北海道大学出版会)
日本文学研究とミステリの垣根を超える <文学>
従来、ミステリは文学研究ではほとんど扱われてこなかった。本書では、日本文学研究者たちが、江戸川乱歩をはじめ、松本清張、京極夏彦など、各時代を代表する作家の作品を縦横無尽に読み解いていく。気鋭の研究者たちによる日本文学研究とミステリの垣根を超える試み。
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『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』
日本直翅類学会/村井貴史・伊藤ふくお(北海道大学出版会)
広く深くバッタを知り、遊ぶための本格図鑑! <生物学>
2000枚を超える写真で前週を網羅した、優れもの図鑑。(1)全種を知りたい、(2)生態写真だけではものたりない、(3)すみ場所も知りたい、(4)鳴き声も聴きたい、(5)形態図やアップ写真もほしい、(6)つきあう方法も知りたい、(7)虫好きから研究者まで、広く深く長いおつきあいに耐えられる図鑑が欲しい、こうした夢を実現したフィールド版本本格図鑑です。
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弘前大学

『弘前大学で見つけた 一〇七の言の葉ノート ―勉学 人生 世界観―』
(弘前大学出版会)
教育現場からの一〇七の応援メッセージ!
地方国立大学での教職員が、心に残る言葉、元気や勇気がわいてくるフレーズを紹介し、思い入れや思い出ともに、これからの若い世代への希望を熱く語るエッセイ集である。古今東西の名言だけでなく、小説や舞台の台詞、恩師や身近な大切な人たちからもらったたくさんの「言の葉」が含まれている。大学進学を目指すすべての受験生への、教育現場からの一〇七の応援メッセージ!
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『日本語と英語で読む 津軽学入門』
ハンナ・ジョイ・サワダ/北原かな子:編訳(弘前大学出版会)
受験生の英語の勉強にもおすすめ! <民俗・文化>
青森県津軽地方には他では見られない個性的で魅力的な歴史・文化がある。弘前大学では、津軽の魅力を留学生たちに伝える授業「津軽学」を展開し、好評を博している。本書は、縄文遺跡、津軽三味線やこぎんざし、イタコやねぷた、りんごの歴史や自然遺産白神山地などを日英対訳で平易に解説した教科書である。日本の大学を目指す受験生の英語の勉強にもおすすめ!
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東北大学

『ものがたり 東北大学の至宝』
『ものがたり 東北大学の至宝』編集委員会(東北大学出版会)
「知の迷宮」に眠る、珠玉の宝を探せ!
一世紀以上にわたる東北大学の歴史は、文系・理系を問わず、多くの学術研究の発展を支えた貴重な資料を学内に集めてきた。国宝や重要文化財をも含むそれらは、知の創造を重ねてきた東北大学の「至宝」と呼ぶに相応しいものばかりだ。それらの至宝を「ものがたり」とあわせて紹介し、研究への熱意、教育への信念がかたちとなって残る一つひとつの宝から、東北大学が試みてきた「知の創造」の歩みをたどる。
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『若き研究者の皆さんへ 青葉の杜からのメッセージ』
花輪公雄(東北大学出版会)
海洋物理学者による珠玉のエッセイ
海洋物理学の専門家によるエッセイ集。自身の研究分野に関するトピックやこぼれ話、教育現場で感じる喜びと課題、さらには日常生活で出会う様々な事柄などを通し、これからの時代を担う若き研究者たちへの問いかけや提言を軽快な筆致でつづる。研究者とはどんな仕事か、大学で専門分野を学ぶとはどういうことか、そして「学問」と「社会」のあり方を考える、示唆に富む内容が満載。
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『人文科学ハンドブック スキルと作法』
中村捷(東北大学出版会)
人文科学を学ぶ魅力とは? <文学・哲学・歴史・美術>
科学技術は物質的な豊かさを追求し、人文科学は精神的な豊かさを実現する。この2つは、車の両輪のごとく、バランスがとれていなければならない。しかし人間が人間であるためには、精神的な豊かさが基本であり、人文科学はまさにすべての学ぶ人のための、人間性をはぐくむ知の泉である。文学・哲学・歴史・美術など、人文科学分野の学問作法をとおし、学びの中にある魅力を紹介する「学問からの招待状」。
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東京大学

『自分で考えてみる哲学』
ブレンダン・ウィルソン/山本史郎:訳(東京大学出版会)
オープンキャンパス販売で高校生に好評 <哲学・思想>
自分のことばが変わると自分の目にみえるものも変わってくる。西欧の近現代哲学の豊かな面白さに、自分で考えながら分け入ってゆくテキスト。◎相互に関連するトピックが連なる、短い読みきりの章構成。◎コラムや図版を多用した、親しみやすいヴィジュアル。◎「正解」や既存の解釈を押し付けるのではなく、ともに考え、それを読者自身の思考に開放するような語り口。「議論してみよう」の例題付き。
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『ACADEMIC GROOVE 東京大学アカデミックグルーヴ』
東京大学:編(東京大学出版会)
学問はわくわくするほどおもしろい!研究者はどきどきするほどかっこいい!
真の学問の場には、独特な「わくわくするほど楽しい雰囲気」が漂っています。私たちは、この雰囲気をアカデミックグルーヴと名づけました。本書は、いわば、東京大学から始まる知的ルネッサンスの第一歩。中高生には「学びの動機付け」として、社会人には「知的好奇心喚起の起爆剤」として……ぜひ、「体感」してほしい一冊です。大学に進学してどの分野を学ぶのか、どんな生活を送るのか、進路を考えるためのガイドとしてもおすすめ。
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『東大エグゼクティブ・マネジメント 課題設定の思考力』
東大EMP・横山禎徳編(東京大学出版会)
知のフロントランナーたちが明かす、課題設定のための思考と方法 <経営>
知のフロントランナーたちは、なぜ抜きん出た成果をあげられるのか。どのような思考や方法を形成してきたのか。彼らが語る言葉から、「課題設定」という能力を得るためのヒントを探る。最先端で活躍する6人の、知的興奮に満ちたキャリア論。これまでの「教養」を超えて、時代に必要なパースペクティブの獲得へ。東大のリーダー育成プログラム(東大エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)から発信される一冊。(インタビュー対象:浅島誠/秋山弘子/岡村定矩/中島隆博/家泰弘/酒井邦嘉)
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『東大エグゼクティブ・マネジメント デザインする思考力』
東大EMP・横山禎徳編(東京大学出版会)
地のトップランナーが語る“組み立てる”という思考と方法! <経営>
知の最先端で活躍する人たちは、どのような思考と方法を形成してきたのか。素粒子物理学(村山斉)、植物病理学(難波成任)、イスラム政治思想(池内恵)、情報通信工学(江崎浩)、近代イギリス経済史(小野塚知二)、有機合成化学(井上将行)などの分野の6人が、「デザインする」「組み立てる」という思考のダイナミックな過程を語る。東大のリーダー育成プログラム(東大エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)から発信される知的キャリア論、第2弾!
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名古屋大学

『動物からの倫理学入門』
伊勢田哲治(名古屋大学出版会)
「けもの道」から「ひとの道」へ <倫理>
動物と人間とでは、なにが違うの? 動物倫理という「応用問題」を通して、倫理学全体へとフィードバック。動物実験、肉食、野生動物保護といった切り口から、人間の道徳までも考えてしまう、しなやかでスリリングでまっとうな入門書。
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『科学技術をよく考える クリティカルシンキング練習帳』
伊勢田哲治・戸田山和久・調麻佐志・村上祐子(名古屋大学出版会)
本気で考えるための十番勝負 <哲学・思想>
遺伝子組換え作物、乳がん検診、地震予知……現代社会に生きる上で必要不可欠な科学技術と、私たちはどう向き合えばよいのか。理系人間にも文系人間にも必須の、自分の頭で考えぬく力を身につける、まったく新しいスタイルの「練習帳」。
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『大沢流 手づくり統計力学』
大沢文夫(名古屋大学出版会)
サイコロとチップで分子の気持ちを体験しよう <物理学>
本書は、サイコロとチップのゲームを楽しみながら、統計力学の真髄を直感的に納得することを目指す。高校生でも研究者でも面白い、今までにない入門書。生体内の現象に統計力学を応用した、最新の生物物理の話題も解説する。
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京都大学

『人間性はどこから来たか サル学からのアプローチ』
西田利貞(京都大学学術出版会)
サルからこれほどまでにヒトの世界がわかるとは <生物学>
例えば「人はなぜ太るのか?」。それは、ヒトが、元来は食物を多量に食べることができない環境に適応した動物だったからである――私たちが人間独自の性質だと信じている事柄の多くは、ヒトが「サル」から引き継いでいる。家族、政治、戦争、言語等々、「人間性」の起源をサル学から解き明かした好著。大好評を得た単行本を新装改訂。試験問題にもお目見えしたことのある一冊。
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『微積分学講義(上)』
Howard Anton、Irl Bivens、Stephen Davis/西田吾郎:監修、井川満:訳(京都大学学術出版会)
大学の数学はここから始まる <数学>
高等学校レベルの数学から微積分学の着実な理解と実践力を築くための決定版テキスト。具体的な記述で概念や公式の理解を深め、豊富な演習問題で思考力と計算力を鍛える構成で、微積分学の理論を確実に身につけます。全巻を通して約6000題の演習問題は、実生活に即した内容で、微積分学が私たちの日常生活においていかに重要なのか実感させてくれます。世界をリードする京都大学の数学者による配慮深く親切な翻訳でお届けします。
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『エウテュデモス/クレイトポン』
プラトン/朴一功:訳(京都大学学術出版会)
今だから読む、プラトン版「哲学のすすめ」 <哲学・思想>
徳の伝授を標榜する兄弟ソフィストと哲学者ソクラテスとの対決を描く、著者の初期から中期への移行期に当たる対話篇『エウテュデモス』に加え、ルネサンス期以来、擬作や未完とも見なされてきた小篇『クレイトポン』を収録、両作品が共通に持つ「哲学のすすめ(プロトレプティコス・ロゴス)」というテーマの伝統は、著者の弟子アリストテレスから、ローマ時代のキケロを経てアウグスティヌスに至るまで、脈々と受け継がれている。
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『人文学への接近法 西洋史を学ぶ』
服部良久・南川高志・小山哲・金澤周作(京都大学学術出版会)
世界に開かれた針路と新しい生き方を求める人のための手引き <西洋史>
大学に入学したばかりの学生を想定して西洋史のおもしろさ、魅力を語ってみる。西洋史についての知識をほとんどもたない学生が、現実にどのような勉強をすれば西洋史の研究現場に入り込むことができるのか、そのノウハウを様々な執筆陣のアドバイスを通じて理解してもらうのが本書の目的である。コンピュータなどを使った新しい研究方法の紹介、留学の経験談など、この一冊で多くの情報を入手できる。
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大阪大学

『理系の言葉 ―微小量の魅力―』
土岐博、兼松泰男(大阪大学出版会)
文系と理系の壁を超えろ!
今後、人類が立ち向かう大きな問題は世界的かつ総合学術的問題である。その解決には超域的な人材を集めたシンクタンクが不可欠だが、その障害の一つは理系と文系の言葉の壁である。理系の人たちの考えの根本にある「微小量」から全体を構成する科学的見方に、具体例で取り組んだ理文の学生と教員が「わからない」を超えてどうやってお互いを理解したのか。大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムの本。
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『ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問-穴からのぞく大学講義』
大阪大学ショセキカプロジェクト(大阪大学出版会)
世紀の難問に、大阪大学の教員たちが挑む!
「ドーナツを穴だけ残して食べる方法とは?」という学生たちの素朴な問いに、文理を問わず多彩な研究分野の大阪大学の教員たちが挑む。常識を疑い、当たり前を覆すのが学問の醍醐味。ドーナツの穴から広がる奥深い知の世界にふみこんだアカデミックでユニークな回答に乞うご期待。本書は、阪大生自身が企画提案し、広報・販売・デザインまで全面的に関わった「大阪大学ショセキカプロジェクト」により生み出された一冊である。
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『市民のための世界史』
大阪大学歴史教育研究会(大阪大学出版会)
新しい世界史がはじまる! <西洋史>
高校の「覚える歴史」から、大学の「考える歴史」へ。「なぜ世界史を学ぶのか」の問いから出発し、歴史を学ぶ意義や面白さをまじえながら、既成の区分を超えた新しい歴史を紹介する。本書では、時代ごとの世界史の構図、出来事の因果関係や意味付けなどを大きくかつ新しく説明する。さらに、暗記のための固有名詞や年代の羅列をできるだけ排除して、中学・高校の歴史学と連携しながら、歴史全体の大づかみな見取り図を示す。
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『実況・料理生物学』
小倉明彦(大阪大学出版会)
おいしい料理は、科学と歴史がコツになる! <生物学>
大阪大学の大人気講義!おいしい料理は、科学と歴史がコツになる。みんな授業に寄っといで!コーヒーを淹れるのはカフェインの熱水抽出であり、肉を焼くのは筋タンパクミオシンの熱変性にほかならない。ごく身近な「料理」という作業を題材に、生物学を体感として理解する。その調理法から食材の歴史まで学べる、頭もお腹も大満足の一冊!
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広島大学

『地球のしくみを理解する 広島大学理学部地球惑星システム学科へようこそ』
広島大学理学部地球惑星システム学科(広島大学出版会)
<天文・地学>
地球惑星科学とはどのような学問かを、当学科で行われている研究内容を中心に解説する。太陽系と地球の形成、そして地球環境の変遷と生命の進化について、これまで分かってきたことだけでなく、これらを解明するためにどのような取り組みがなされているのかを紹介する。大学での研究がどのように進められているか、雰囲気に触れられる一冊。
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『改訂版 人文学へのいざない』
広島大学大学院文学研究科教務委員会(広島大学出版会)
<文学>
広島大学大学院文学研究科の教授たちが、これから文学部で学ぼう!文学部に進学したい!という人たちに向けて作成した1冊。先生たちがどうして人文学を学ぶようになったのか、文学部で何を研究しているのか、何がおもしろいところなのか、などを語る。
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『身近なエネルギー利用のしくみ』
広島大学次世代エネルギープロジェクト研究センター(広島大学出版会) <工学、エネルギー学>
広島大学のオープンキャンパスで高校生アンケートによって選ばれた13の機器について、工学的な説明を加えた教養書。日常的に接しているテレビ・自動車などの省エネ技術などについて、複数の原理が効果的に組み合わされて1つの機器として機能している様子を説明し、高校生や一般の方々に工学研究や科学技術への関心を高めて頂くことを目的としている。
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九州大学

『数の泉 数の成り立ちから実数論へ』
加藤久子(九州大学出版会)
すべての人に届ける数学 <数学>
実数って何? 負の数を掛けるってどういうこと? 文系コース選択者でもすんなり読める、数学の本質の啓蒙書。自然数から始め、零の発見、分数の意味、整数、有理数、無理数の発見を経て実数にいたる。掛け算や割り算といった数の基本法則、数直線を使って実数の正体に迫る!



『アフリカの老人 老いの制度と力をめぐる民族誌』
田川玄・慶田勝彦・花渕馨也(九州大学出版会)
異文化に触れる衝撃! <民俗・文化>
文化人類学は私たちの異文化に対するステレオタイプ的なイメージを解き放ち、私たちを予期しない深い世界へと導いてくれる。本書は、日本人文化人類学者たちがアフリカ各国で現地に溶け込みながらフィールドワークを重ね、人が老いるとはどういうことか、老いる価値や目標とは何かを、アフリカ独自の文化や慣習を通して解き明かすものである。異文化を観察することにより、私たちの社会にも通じる人類普遍の課題が見えてくる。
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慶應義塾大学

『小さな倫理学入門』
山内志朗(慶應義塾大学出版会)
人間の弱さや卑しさに眼差しをむける小さくて深い倫理学の入門書 <倫理>
愛とは何か、正義とは何か、欲望とは何か、なぜ過去の記憶に悩まされるのか、偶然性とは何か、人生に意味はあるのか、そして〈私〉とは何か。身近な物事を通して、人間の弱さや卑しさに眼差しをむける、倫理学の入門書。
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『経済学ではこう考える』
中島隆信(慶應義塾大学出版会)
経済学的思考を身につけよう! <経済・財政>
「伝統文化」や「宗教活動」の中にひそむ経済的な合理性を、わかりやすく切れ味鋭い文章で解説。日常の出来事の仕組みや裏側が見えてくるだけでなく、人間の幸せを実現する道具としての経済学の懐の深さを学べる入門書。
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『犬も歩けば物理にあたる ―解き明かされる日常の疑問』
ジャール・ウォーカー/下村裕:訳(慶應義塾大学出版会)
そのちょっとした疑問に、“物理”が答えます! <物理学>
食卓、お風呂、スポーツなど、日常におけるちょっとした疑問や身近に感じる不思議な現象90題を、物理学の立場から楽しくかつわかりやすく解説します。「なぜ温水よりも熱湯のほうが早く凍るのか」――あなたにはわかりますか?
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聖学院大学

『デジタルの際 情報と物質が交わる現在地点』
河島茂生(聖学院大学出版会)
デジタルをめぐる学際的研究を知ろう <社会・労働>
われわれは、デジタル情報に囚われているのではないだろうか。デジタル・ナルシスあるいは情報偏愛と呼べる事態にあるのではないだろうか。本書は、デジタルの幻惑から抜け出すために、「情報/物質」「集合性/個別性」の二軸を交差させ、デジタル情報の自己運動やそれをめぐる個人や身体のありかを具体的に描出する。デジタル情報に回収されない場も視野に収めながら、デジタルの輪郭線を多角的に描いた思考の集成。
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『専制と偏狭を永遠に除去するために 主権者であるあなたへ』
阿久戸光晴(聖学院大学出版会)
有権者として考えてみよう <社会・労働>
権力の前に立って、存在の尊厳のもとに「真に畏れる」心を持つ者にこそ、「畏れる必要のないものを恐れない」心が与えられる。主権者教育の重要性が今こそ認識されるべき時である。基本的人権、国民主権、地方自治、日本国憲法の意義を語り、真の自由の行使を呼びかける。国際関係、国家と個人、価値、人権、教育、社会形成の各章にまとめられた27の提言(『聖学院大学総合研究所紀要』29~57号巻頭言と講演他より)。
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『スピリチュアルケアの心 いのちを育む力・委ねる力』
窪寺俊之(聖学院大学出版会)
終末期におけるたましいのケアを学ぼう <心理・看護>
ヴォーリズ記念病院ホスピス長の細井順氏による「いのちを育むホスピスケア―死にゆく人に生かされて」、栄光病院理事長・名誉ホスピス長の下稲葉康之氏による「死に対峙している魂の苦悩にどのように応えるか―ホスピスの現場から」、埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授大西秀樹氏による「がん医療の現場からみた心の問題」3講演とケア実践者のアイデンティティとビジョンに関わる伊藤高章、窪寺俊之両氏の論文を所収。
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専修大学

『職業と仕事…働くって何?』
大庭健:編著、廣石忠司、下村英雄、中野育男、内山哲朗:著(専修大学出版局)
働くって何?なんのために働くの? <教育>
現代において「働くことの意味」「学業と仕事をつなぐもの」とは何か。就職について迷い悩む若者たちに、多様化していく仕事の意味や職業・企業について問題提起し、複数の視点から考察を深める。
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『改訂版 知のツールボックス 新入生援助(フレッシュマンおたすけ)集』
専修大学出版企画委員会(専修大学出版局)
フレッシュマンの導入教育テキスト決定版 <教育>
ノートの取り方、資料の探し方、レポートの書き方、文章読解…大学生は問題の解法を身につけ、自ら問を立て、調べ、議論して自己の考えを表現することが要求される。ノートの取り方、資料の探し方、レポートの書き方、文章読解など、学習・研究の必須事項を解説した、大学生のためのハンドブックの決定版。
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玉川大学

『学びの技 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション』
後藤芳文、伊藤史織、登本洋子(玉川大学出版部) <教育>
研究テーマの決め方から情報収集の方法、マインドマップや探究マップなどのツールを活用した論文の書き方、プレゼンテーションの効果的な工夫まで。玉川学園中学3年生の実践をもとに、ラーニング・スキルの「技」を見開き形式でわかりやすく紹介する。中高生のほか、あらゆる年齢の人に必要な力が身につく。探究型学習に必携。
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『中学生からの対話する哲学教室』
シャロン・ケイ、ポール・トムソン/河野哲也:監訳(玉川大学出版部) <哲学・思想>
愛、芸術、嘘、正義、環境、人生など、哲学の様々なテーマについて考えるテキスト。アメリカの中学・高校で使用されている教科書を日本語訳。議論を重ね、対話をとおしてともに考えられるよう、充実した課題を数多く用意。さあ、この本を使っていっしょに哲学してみよう。日本語版オリジナル「先生のための手引き」付き。
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『大学で勉強する方法』
A.W.コーンハウザー /D.M.エナーソン:改訂/山口栄一:訳(玉川大学出版部) <教育>
シカゴ大学の新入生用として作成され、数十年にわたって使用されてきた簡潔かつ実践的、単刀直入な勉強法のガイドブックの改訂版。全米の多くの学生が、ここから数々の勉強テクニック、戦略、練習法に啓発され、迅速かつ効果的な学習の仕方を学んだ。大学のみならず、高校等の教育の場で今すぐ実践できる「超」勉強法!
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中央大学

『ネーミングがモノを言う あのヒット商品から「東京スカイツリー」まで』
飯田朝子(中央大学出版部)
「東京スカイツリー」名付けの舞台裏大公開 <経営>
「東京スカイツリー」は公募上位20案にも入っていなかった? タワーなのに「ツリー」なのはなぜ? 名称検討委員で言語学者の著者が、今だから解き明かす“モノを言わせるネーミング”のポイント。検討対象となった全258案のリスト(初公開!)が興味深い。
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『証言で学ぶ「沖縄問題」 観光しか知らない学生のために』松野良一:編(中央大学出版部)
沖縄問題を歴史的証言で学ぶ異色の力作 <日本史>
集団自決から逃走し孤児となった少年、同級生に手榴弾を渡した鉄血勤皇隊、コザ暴動で嘉手納基地に突入したロック歌手、沖縄のガンジーと呼ばれた反基地運動家、戦争マラリアと陸軍中野学校、尖閣列島戦時遭難事件。「沖縄問題」を証言で学ぶ異色の力作。
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『英語史で解きほぐす英語の誤解 納得して英語を学ぶために』
堀田隆一(中央大学出版部)
数々の英語の誤解を歴史により解きほぐす <外国語>
英語にまつわる数々の誤解や俗説は、人々の英語学習や英語教育に対する態度に負の影響を及ぼしている。本書は英語の歴史を通じて基本的な誤解を解きほぐし、読者に能動的に英語に向かわせ、言語への素朴な好奇心を喚起することを目指す。
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東海大学

『裏山の奇人 野にたゆたう博物学』
小松 貴(東海大学出版部)
わからないことを、わかりたい <生物学>
「わからないことを、わかりたい」生き物に魅せられた怪しい男が、近所の裏山から地球の裏側までを徘徊する。幼い頃の記憶といえば、陽炎の燃え立つ路上の向こうを横切ったイタチのこと、庭先の石を裏返ししてアリの巣を暴いたとき、逃げ惑うアリどもの中に見つけたコオロギのこと、そんな著者が30年経ったいま、生き物の研究をしている。好奇心から始まった研究を続け、生物学者となるまでの過程を描いた一冊。
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東京電機大学

『「工学」のおもしろさを学ぶ 第2版』
東京電機大学(東京電機大学出版局) <工学>
東京電機大学の実践を基に作成されたテキスト。新入生に「工学を学ぶための心構え」を自習させ、「工学リベラルアーツ」の素養を養成することを目的とする。第Ⅰ部では、大学で体験する教育研究の一端を提示。読み物として、工学の楽しさと取り組み方を伝える。第Ⅱ部では、入学してからの授業で必要となる、実験スキル・情報検索法・基本的態度を解説。
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『大学新入生の数学 高校から大学へのステップアップ』
田澤義彦(東京電機大学出版局) <数学>
理工系大学へ進学を決めた学生や、改めて数学の基礎を学びたい方へ勧める、高校数学やり直しテキスト。教壇で教授が講義をしているような文調で構成。数学の本質を理解しやすい。また、インターネットを利用して、著者による本書の解説を視聴することができるので、いつでもどこでも講義スタイルの学習が可能!(50分×20コマ Video On Demand形式)
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『フレッシュマンセミナーテキスト 第2版 大学新入生のための学び方ワークブック』
初年次教育テキスト編集委員会(東京電機大学出版局) <工学>
待望の第2版。内容を充実させて改訂。新入生が有意義な大学生活を送るために、生活と学習両面からのステップアップを図るためのテキスト。見開き2ページで解説されているので、わかりやすく使いやすい。
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法政大学

『自由という広場 法政大学に集った人々』
田中優子(法政大学出版局)
なぜ大学へ行くの?法政大学の現場からその答えが見えてくる<教育>
「大学」とは何のためにあり、どんな経験を可能にしてくれる場所なのか? これからの世界を切りひらくために必要な「実践知」とは何か? 法政大学という「広場」で得た自由な精神で、困難な時代を生き抜く卒業生たち。田中優子総長が、世代も職種も社会的立場も異なる、各界で活躍する出身者や名物教授たちとの対話から語り下ろした「自由を生き抜くための実践知」論。大学の新しい可能性が見えてくる。
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『〈境界〉を生きる思想家たち』
法政大学国際文化学部(法政大学出版局)
世界に対するまなざしを研ぎ澄ませた9人の思想家が描く鮮やかな軌跡! <人文学>
アジアで初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン、「ユダヤ人」としてナチス・ドイツを経験したハンナ・アーレント、そして東京から遠く離れた土地で生まれ育ち、学問形成に苦労しつつアカデミズムの枠を縦横無尽に越えた山口昌男……。本書で取り上げられるのは、好むと好まざるとにかかわらず〈境界〉を生きることで思考を研ぎ澄ませた思想家たちである。9人の軌跡が織りなす「人文学」の入門書!
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『ヒロシマ』
ジョン・ハーシー/石川欣一、谷本清、明田川融:訳
(法政大学出版局)
20世紀アメリカ・ジャーナリズムの業績第1位に輝く <人文学>
「20世紀アメリカ・ジャーナリズムの業績トップ100」の第1位に選ばれた、ピュリッツァ賞作家による史上初の原爆被害記録。1~4章は、6人の被爆者の体験と見聞をリアルに描いて世界に原爆の惨禍を知らしめ、原水爆禁止・核廃絶の運動に影響を及ぼした。85年の再訪で成った5章「ヒロシマ その後」では、原爆症との闘い、市民としての生活・仕事・活動など、稀有な体験者たちの戦後史をヒューマンな筆致で跡づける。
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明星大学

『教員を目指す君たちに受けさせたい論作文講座』
明星大学教職センター(明星大学出版部) <教育>
教員採用試験の論作文攻略技術及び方策を実践的に示す指南書。採点者の評価の視点はどこにあるか、実際の出題例に即して留意点を考え、同時に試験の対策も示している。
関東学院大学

『大学生の教科書 初年次からのスタディ・スキル』
FD研究プロジェクト(関東学院大学出版会) <教育>
高校と大学の違い、ノートやレポートの書き方、試験対策など大学での学びに役立つ学習法はもちろん、ゼミ、プレゼンといった学びの方法、4年間の目標設定までを豊富な具体例で紹介する大学新入生必読の実践テキスト。
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『ようこそ法学の世界へ 法学部で学ぶ』
法学研究所(関東学院大学出版会) <法律>
本書は、初学者に向けて法学科目特性のエッセンスを平易に語りかける。1冊丸ごとで法学部の学びの世界を概観できる。
関西学院大学

『世界へ挑む君たちへ 実践型グローバル人材教育論』
關谷武司(関西学院大学出版会) <社会・労働>
日本の細やかな心配りが世界に注目されるのはなぜか。国際社会に求められる日本型グローバル人材の作り方を大学の実践をもとに紹介。グローバル人材育成のための先導的教育に取り組む高校教育関係者のみならず、高校生や受験生にもぜひ読んで欲しい一冊。文部科学大臣推薦本。
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