高校時代にしておきたいこと、読んでおきたい本

~大学生が大学の授業と本を紹介

増渕舜一さん(法政大学キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科1年

増渕さんが薦める「進路を決めたら、高校時代に読んでおきたい本」

『車輪の下』ヘッセ 高橋健二:訳(新潮文庫刊)

これは受験生にオススメする本として、恩師に勧められた本です。オチとしては少し暗くなってしまう話かもしれませんが、「なぜ今あなたは勉強をしているのか」をとても考えさせられる本です。偏差値の高い大学合格が目標なのか、大学後の目標のために大学合格を手段と考えて勉強しているのか、「勉強ってなんだろう」「頭がいいってなんだろう」ということを考えることができる一冊です。

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大学の授業を紹介! 面白いと思った授業はこれだ

<法政大学キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科編>

◇キャリアデザイン学入門 [1年前期(春学期)]

 

キャリアデザイン学部生必修の授業です。この授業の大きなテーマである「キャリアデザインとは何か」ということについて、キャリアデザイン学部の教授陣がオムニバス形式で講義をしてくれる授業です。キャリアデザイン学部では、学ぶことができる学問領域が、発達・教育領域、ビジネス領域、ライフ領域の3つに分かれています。それぞれの担当の教授がそれぞれの領域で何をしているか、何を学べるかを深く教えてくれます。その中で特に印象に残っているものが「デジタル・ストーリー・テリング」という“課題”です。これは、自分が変わる転機になったことや、自分史を自分の音声と写真、動画だけで表現するものです。そして、最終的な成果物を「動画」として提出します。


成果物の動画にはBGMも使ってはいけないというルールがあります。BGMがあると雰囲気が出てしまいますが、自分の声と映像で表現するので、とても強いメッセージ性のある動画が多いです。それを約300人のキャリアデザイン学部の1年生全員が作成するので、自分自身のキャリアと他者のそれとの比較ができ、考えさせられることが多かったです。


◇基礎ゼミ [1年前期(春学期)]

一般教養科目として、少人数制の基礎ゼミという授業があります。論文、レポートの書き方を一から学び、リテラシーを高め、最終的には論文作成とそれに対するプレゼンテーションをします。


大学ではレポートという課題が出ますが、いきなり書けと言われてもなかなか難しいです。そのための訓練のような授業でしたが、少人数制ということもあり、クラスの人とはとても仲良くなれるし、教授との距離も近いので相談もしやすいのがとても良かったです。

大学生になって

 高校2年生の時に生徒会活動をしていました。生徒会のメインとなる仕事が「文化祭」ですが、その際に文化祭を改革したいという生徒会役員全員の思いから、文化祭を一つのプロジェクトとしてとらえて、プロジェクトマネジメント(PM)を導入しました。その際にPMを教えてくれた社会人が運営するNPO(NPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会)の理事として、今は高校生に教える側として活動しています。また、他の社会人の理事と本気で教育系のプロジェクトをするので、自分自身も鍛えられています。


進路について話そう

尾木直樹先生(右)は、「教職入門」の先生です
尾木直樹先生(右)は、「教職入門」の先生です

■進路を決めるにあたって、とった行動

 

自分がやりたいことについてとにかく社会人に相談し、たくさんアドバイスをもらいました。


■入試に向けて、やっておくとよいと思うこと


AO入試や推薦入試では「志望理由書」を書きますが、それらの入試制度を使わない場合でも、志望理由書を書くことをお勧めします。中途半端な気持ちでは、志望校への合格までのモチベーションはなかなか持ちにくいです。だからこそ、志望理由書という形になるものを作って、モチベーションを高めていくとよいと思います。