高校時代にしておきたいこと、読んでおきたい本

~大学生が大学の授業と本を紹介

谷原心蕗さん(立命館大学薬学部薬学科1回生

谷原さんが薦める「進路を決めたら、高校時代に読んでおきたい本」

『新しい薬をどう創るか ~創薬研究の最前線』

京都大学大学院薬学研究科(講談社ブルーバックス)

この本は私が大学入学前に学校から読むようにすすめられた本です。少々内容は難しいですが、その分入学してから勉強してこれが完璧にわかるようになりたいとモチベーションが持てました。また、薬学の話だけでなく、物理や心理学のような要素も含んだ内容で、勉強になります。

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大学の授業を紹介! 面白いと思った授業はこれだ

<立命館大学薬学部薬学科編>

薬学基礎演習 [1回前期]

 

早期体験実習として、

・薬局や病院の見学

・先輩や教授の話を少人数で聞く

・いろいろな専門の研究室を回る

・外部講師のワークショップを受ける

・自分の将来設計を発表する

などを行います。

 

自分の近い将来(上級生として必要なこと)に関わることから、薬剤師としての遠い将来のことについても考えることができます。座学でないので、実践的なことを学ぶことができます。また、薬局に行くときは時間の設定やお礼の電話などはグループに分かれて自分たちでするので、自分たちで行動する力も身につきます。さらに最終授業日には、それぞれが将来設計に関するポスタープレゼンテーションをするので、同学年の人のプレゼンも聞けて楽しいです。

 


文化人類学 [1回前期]

 

世界の少数派と言われる民族や部族、国・地域の特別な生活習慣を学びます。私たちからは理解しがたいものもありますが、それを「変」ととらえるのではなく、あくまでも「自分たちとは違う」と考察する視点を学びます。

 

もともと異文化を知るのは好きなので、日本では全く想像できない風習を学べて楽しかったです。映像を見ながら授業するのでわかりやすく、今までと違う見方が学べました。

 

大学生になって

競技ダンス部に入っています。競技ダンスとは社交ダンスを競技化したもので、ジャッジの先生をお呼びして、他大学と一緒に試合をします。きれいなドレスを着て、フロアの真ん中で踊るのはとても楽しいです。高校の部活と違うところは、部の運営をはじめ、他団体との練習場所の交渉、さらに他大学との連携も全て部員で行うことです。練習しに他キャンパスまで行ったりするのも高校とは違うところかもしれません。 

進路について話そう

■進路に影響を与えたもの

 

医療系に携わりたいと思っていましたが、「仁-JIN-」というドラマを見て、医療は薬がなければ施術することさえできないのでは、と思い、その薬を扱う薬学部に決めました。

 

■進路や大学を決める際に、大事だと思うこと

 

進路を決める際、「どの学部に行っても、なろうと思えば何にでもなれる」ということを進路学習でよく言われましたが、薬剤師になろうと思ったら薬学部に行くしか方法がありません。周りの人から意見やアドバイスをもらうのも大切だけれど、自分が何になりたいか、自分がどうしたいかという強い軸を持ったうえでアドバイスを受け入れないとブレブレになってしまうと思いました。


■高校時代にやっておくとよいと思うこと

 

大学に入る前にやっておくべきことは、たくさんの人と出会うことと好きな事を自由にすることだと思います。大学生になったら、誰と授業を受けて、誰とごはんを食べても自由です。私は、中学・高校と海外の人と交流するプログラムに多数参加していたので、いろんな人に話しかけに行くのは億劫ではなく、初日からたくさんの友達に恵まれました。ですが、そういうのに慣れていない人は話しかけてもらうまで友達ができにくく、戸惑っている印象がありました。大学生活を初めから友達と楽しく過ごしたいと思っている人は、ぜひ積極的に話しかける練習をしてみてください。

 

また、「大学生は暇、自由」と言いますが、薬学部はけっこうカリキュラムやプログラムがしっかり決まっているので、高校の時よりも授業の終わる時間が遅かったり、課題に追われたりするので、他の学部よりは自由が少ないです。だから、高校のうちに自分の好きなことをやっておくべきだと思います。さらにそういう経験が、大学でプレゼンの授業などで役に立ちます。