高校時代にしておきたいこと、読んでおきたい本

~大学生が大学の授業と本を紹介

岡田洸也さん(東京大学文科三類・1年

岡田さんが薦める「進路を決めたら、高校時代に読んでおきたい本」

生き方 ―人間として一番大切なこと』

稲盛和夫(サンマーク出版

稲盛和夫氏は、世界的企業である京セラとKDDIの創業者です。人生において確かな成功を収めた稲盛氏が人生で徹底したこと、それは「人間として正しいこと」を追求することです。大学に入学したら、やりたいことをやりたいだけ出来るようになります。自由が開けたかのように思える大学生活では、ともすれば自分の人生の目標を見失いがちになる。そうならないために、「ど真剣」に生きる術をこの本からは学べます。 

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大学の授業を紹介! 面白いと思った授業はこれだ

<東京大学文科三類編>

イタリア語演習 [1年前・後期]

 

イタリアに関する基礎的な知識について、インプットしたことをアウトプットすることが目的の講座です。イタリア人の先生(テレビにも語学講師として出演)が、週1コマでバルや空港、ホテル予約やビジネスシーンなど実際の場面を想定して、そこで使われる言葉を基本に学びを拡げていきます。

 

直接外国人の先生から、現在の生きた言語を学ぶ機会は滅多にありません。また、ともに授業を受けている友人とも仲良く楽しくかつ、ハイレベルでインタラクティブな授業が行われている点もよいです。

 


国際関係論 [1年前期]

世界史で学んだ現代史に当たる部分を、理論のもとにより細かく、しかしより大局的にも俯瞰する講座です。国家間の関係を理論で説いた過去の人物たちの、その理論の有用性などを考察します。

 

高校の世界史と大きく異なるのは、国際関係を暗記することではなく考えることに勉強の重点が置かれるところです。例えば二極化安定説などであれば、冷戦終了後の現代世界に紛争が多いのは、覇権国が2つありその双方に小国がある意味で守られていたとも言える冷戦時代とは違い、覇権国が1つの今では、それを抑制しきれていないから…などというように。

 

大学生になって

世界最大の学生団体である、国際活動系の学生団体に所属し、日本の25大学に委員会があるというリソースをフルに活用し、基本業務としては海外インターンシップの運営に従事しています。また、他にも多様なイベント、例えば国際会議や委員会内でのキャリア・イベントなどの企画・運営を行っています。 

進路について話そう

■進路に影響を与えた本

 

『ドラゴン桜』『ONE PIECE』『勉強のススメ』『論語』『東大現代文で思考力を鍛える』

 

 

■進路を決めるにあたって、とった行動

 

その大学で何ができるのかについて「人・文章・データ」などあらゆる情報をかき集めました。また、オープンされていない時にキャンパスへ行き、その大学の「普段」を見てみたり、その大学に入って学ぶことで、自分がどのような人間になれそうかを比較し想像したりしました。

 

 

■進路や大学を決める際に、大事だと思うこと

 

大学を決める際に大事なのは、まず、将来自分がやりたいことをなるべく具体化しておくことです。そんな先の話を、と思うかもしれませんが、人生を成功させている人達は、早々に自分のやりたいことを定めて、その道で生きていくために、あるいはその道で名を馳せるために必要なことに時間を投資しています。だから彼ら、彼女らは最短距離を行けるのです。

 

大学で人生の全ては決まりませんが、大体の方向性は決まります。また、自分の人生の可能性の幅も決まります。自分の将来やりたいことをするために最も近道の経験を得られる進路はどれかという基準を忘れないでください。そうすれば大学生活が、ただお金を稼ぐだけのおもしろくないバイトで終わることも、サークルのお付き合いの飲み会で終わることも、出ている授業の大半がお昼寝時間かスマホの時間と化すこともありません。高校生は人生の岐路です。どうか慎重に。

 

■進路を決めたら、高校時代に読んでおくとよい本

チーズはどこへ消えた?』

スペンサー・ジョンソン 著、 門田美鈴:訳(扶桑社

この本におけるチーズとは、人生において我々が追い求めるもののシンボルです。しかしそれは往々にして不変ではない。一度得たものにいつまでもすがっていては成長もないし、何よりつまらない。そんなことを、迷路でチーズを探す二匹のネズミと二人の小人のお話になぞらえています。「もし恐怖がなかったらなにをするだろう?」。何かの選択で迷うたびに、この言葉がぼくの背中を押してくれます。

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『思考の整理学』

外山滋比古(ちくま文庫)

外山滋比古氏の名著です。東大・京大・早稲田生にも人気のこの本には、タイトルとおり「思考」についてのあれこれが書いてあります。ふだん頭の中がごちゃごちゃしていると感じる方、何か革新的な、斬新なアイデアを発案したいと思っている方、これからの時代どういう人間が世の中から求められているのか、その人物像を知りたいという方。少しでも当てはまるのならば、一読することを勧めます。

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