安全工学/原子力学

笠原直人先生 研究インタビュー

東京大学 大学院工学系研究科 原子力国際専攻

◆先生の研究はどのような研究でしょうか。

笠原直人先生
笠原直人先生

私の研究は、原子力学の中の「原子炉構造工学」という分野になります。これは、原子炉が壊れないように丈夫に設計し維持するための研究です。しかし、壊れないだけでなく、たとえ壊れても大きな被害にならずにすぐに普及できるような、プラントシステムの実現をめざしています。それは、想定外なことに対しても、しなやかに対応できる強靭な社会基盤の構築につながると考えています。

 

◆先生が指導されている学生の研究テーマ・卒論テーマ、大学院生の研究テーマを教えてください。


・高温の原子炉の耐熱強度に関する研究

・流体と構造の熱連成によって生じる熱荷重に関する研究

・過大な地震に対する配管の強度に関する研究

・構造システムの信頼性に関する研究

・弾塑性やクリープといった構造物の非線形挙動の解析に関する研究 など

 

◆先生のゼミや研究室の卒業生は、どんな就職先で、どんな仕事をされていますか。

 

三菱、東芝、日立といったメーカーにて、原子炉に限らず大きな機器やシステムの研究、開発、製造に従事している卒業生が多いようです。

 

◆先生は研究テーマをどのように見つけたのでしょうか。

 

20代の頃に社会に貢献できて面白いと思ったことを今も続けています。我々の時代は宇宙と原子力でした。このため、JAXA宇宙航空研究開発機構の客員研究員にもなっています。


笠原先生の研究室HP

先生の記事を読む

◆ 福島原発事故から学ぶ「工学としての安全研究」

~安心のための徹底した対策が事故の原因?
笠原直人先生 東京大学 大学院工学系研究科 原子力国際専攻