バーチャルリアリティ
この分野の先生や学生の研究成果は、日本バーチャルリアリティ学会などで発表され、大学としては、主に情報工学科、機械情報工学科、計数工学科などで教えられています。
バーチャルリアリティでリードする大学

東京大学
工学部 機械情報工学科/情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻
【バーチャルリアリティ、人間機械協調/人間機械融合,ロボティクス、マルチモーダル/クロスモーダル】バーチャルリアリティの中でも多様な五感を扱う五感インタフェースが強い。機械と情報の両側面を学ぶカリキュラムとなっており、ハードウェアとソフトウェアの知識がともに身につく。
<主な研究室>

東京大学
工学部 計数工学科 システム情報工学コース/情報理工学系研究科 システム情報学専攻、新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻
【バーチャルリアリティ、ハプティクス、計測と制御】触覚情報の取得と提示や、高速ビジョンとプロジェクションマッピングの研究など、計測と制御に関わる研究が多い。
<主な研究室>

東京大学
学際情報学府 学際情報学専攻
【バーチャルリアリティ、拡張現実感】文理融合の大学院で学際的なカリキュラムとなっている。バーチャルリアリティで人を理解し、それを技術開発にも活かす、学際的なアプローチができる人材を輩出している。
<主な研究室>

慶應義塾大学
理工学部 情報工学科/理工学研究科 開放環境科学専攻、
環境情報学部 環境情報学科/政策・メディア研究科 政策・メディア専攻、メディアデザイン研究科 メディアデザイン専攻
【バーチャルリアリティ、ハプティクス、ユーザインタフェース】
<主な研究者>
南澤孝太(メディアデザイン研究科)、斎藤英雄(理工学部)、仲谷正史(環境情報学部)

電気通信大学
情報理工学域 Ⅰ類 (情報系) メディア情報学プログラム/情報理工学研究科 情報学専攻
【ハプティクス、エンタテインメントコンピューティング】触覚に関する研究に強みがある。学生の自由な発想で作られたVR作品が多く生み出されており、国際学生対抗バーチャルリアリティコンテストの入賞常連校である。
<主な研究室>

大阪大学
工学部 電子情報工学科 情報通信工学科目 情報システム工学コース/情報科学研究科 バイオ情報工学専攻、情報システム工学専攻
基礎工学部 システム科学科 知能システム学コース/基礎工学研究科 システム創成専攻
【サイバネティクス、タンジブル、プロジェクションマッピング】
<主な研究者>
前田太郞(工学部)、伊藤雄一(工学部)、岩井大輔(基礎工学部)

九州大学
芸術工学部 芸術情報設計学科/芸術工学府 芸術工学専攻
【アート&エンタテインメント、デザイン、情動】
<主な研究者>
上岡玲子


首都大学東京
システムデザイン学部 情報科学科/システムデザイン研究科 システムデザイン専攻
【バーチャルリアリティ、身体性】
<主な研究室>

明治大学
総合数理学部 先端メディアサイエンス学科/先端数理科学研究科 先端メディアサイエンス専攻
【バーチャルリアリティ、拡張現実感】
<主な研究者>
橋本直

筑波大学
理工学群 工学システム学類/システム情報工学研究科 知能機能システム専攻
【バーチャルリアリティ、アート&エンタテインメント、ハプティクス】
<主な研究室>

バーチャルリアリティでリードする研究者

鳴海拓志
東京大学 工学部 機械情報工学科/情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻
【クロスモーダルインタフェース、人間拡張技術】錯覚等を応用して多様な五感を提示するインタフェースの研究開発と、それを活用して人間の身体能力・認知能力を向上させる研究を行っている。

稲見昌彦
東京大学 工学部 計数工学科 システム情報工学コース/情報理工学系研究科 システム情報学専攻/先端科学技術研究センター
【身体情報学、人間拡張技術】光学迷彩と呼ばれる、ある視点から見ると特定のものを消してみせることができる技術を開発した。近年は身体拡張技術や、それを活用した超人スポーツの研究を行っている。

前田太郎
大阪大学 工学部 電子情報工学科 情報通信工学科目 情報システム工学コース/情報科学研究科 バイオ情報工学専攻
【サイバネティクス、パラサイトヒューマン】電気刺激によって人の重力方向の知覚を操作し、歩行の方向を変えたり、VRによる酔いを軽減したりする等が可能なGVS技術など、人の感覚知覚のメカニズムを活用したVRシステムを多数開発している。

梶本裕之
電気通信大学 情報理工学域 Ⅰ類 (情報系) メディア情報学プログラム/情報理工学研究科 情報学専攻
【ハプティクス】触覚のメカニズムの研究からインタフェース研究まで、広く深く触覚技術(ハプティクス)に関する研究を行っている。

南澤孝太
慶應義塾大学 メディアデザイン研究科 メディアデザイン専攻
【ハプティクス、身体性】触覚をプロダクトやサービスにおいて活用していくために、触覚をデザインする「ハプティックデザイン」の領域を開拓する研究を行っている。

篠田裕之
東京大学 工学部 計数工学科 システム情報工学コース/情報理工学系研究科 システム情報学専攻/新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻
【ハプティクス】超音波を一点に集中させることにより、空中で触覚を感じさせる空中超音波触覚ディスプレイなど、ユニークな触覚ディスプレイの研究を行っている。


暦本純一
東京大学 教養学部 学際科学科 総合情報学コース/学際情報学府 学際情報学専攻
【拡張現実感、人間拡張技術】Sony CSLにおいて現在の拡張現実感の礎となる技術を多数開発した先駆者。現在は人間拡張技術の開発に取り組む。

伊藤雄一
大阪大学 工学部 電子情報工学科 情報通信工学科目 情報システム工学コース/情報科学研究科 情報システム工学専攻/クリエイティブユニット
【タンジブル、エンタテインメントコンピューティング】情報を手に触れて操作できるようにするタンジブルインタフェースの研究者。

池井寧
首都大学東京 システムデザイン学部 情報科学科/システムデザイン研究科 システムデザイン専攻
【バーチャルリアリティ、身体性】他者の身体運動を追体験できるようにするなど、身体性にフォーカスしたバーチャルリアリティの研究を行っている。

廣瀬通孝
東京大学 工学部 機械情報工学科/情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻/先端科学技術研究センター
【バーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェース】日本VR学会第5代会長。没入型映像提示システムCABINを開発し、日本のバーチャルリアリティ研究を牽引した。


岩田洋夫
筑波大学 理工学群 工学システム学類/システム情報工学研究科 知能機能システム専攻
【バーチャルリアリティ、ハプティクス】日本VR学会現会長。触覚インタフェースやロコモーションインタフェースの研究者として世界的に有名。