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18歳から始まる選挙のためにも

 政治学

Part2  政治過程論

〜選挙や政治の実態をエビデンス(データなど)で明るみに出す

谷口尚子先生 慶應義塾大学 システムデザイン・マネジメント研究科

第5回:日本人は政府を信頼していない? ~日本国民の政治意識

私は、政治の実態について研究する「政治過程論」という領域で、データ分析を重視する研究をしてきました。例えば、「世界価値観調査」という、1980年代から行われている世界約80カ国の世論調査をもとにした、政治意識の分析です。

 

社会貢献への関心と政府への信頼は相関関係がある
社会貢献への関心と政府への信頼は相関関係がある

 

そこからわかった点として、日本では社会への貢献意欲は、10代の女性の政治意識が高いです。しかし20代になると激減します。最も低いのは30代女性になります。女性は家庭に入ると家庭の仕事が大変になり、いったん政治への関心が低くなります。しかし、高齢者層になると、関心はまた上がります。この傾向は、投票率と一致します。

 

一方男性は、10代男性が政府への信頼が著しく低く、社会への貢献意識も低いです。しかし、20代、30代と高くなります。仕事は政治や経済に直結しているため、働き始めると政治の重要性に気付くのかもしれません。

 

インターネットから情報を得る率は、若い方が高く、女性より男性の方が高い
インターネットから情報を得る率は、若い方が高く、女性より男性の方が高い

 

メディアについては、インターネットを使う率は、男性が高く、最も高いのは10代男性、そして年齢とともに男性も女性も低くなります。また10代男性は、テレビニュースを見る人も顕著に少ないです。しかし10代女性は他の世代の人と同様にテレビニュースを見ていますが、10代男性だけが違うのは大きな特徴です。社会のことを知るために、どのメディアを活用するかで、政治意識や政治行動に違いがありそうです。特に10代の男性、女性のメディアの違いと政治意識の違いは、関係がありそうです。

 

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